にきび (吹き出物) 基礎知識
にきび・ニキビとは、簡単にいうと、過剰な皮脂分泌が原因で、皮膚の毛穴の出口が硬くなり、毛穴の中に皮脂等の汚れがたまってできる「吹き出物(面ぽう)」がもとになり生じる皮膚疾患の一つです。
医学的には「尋常性ざ瘡」といいます。
一般的には、毛穴の出口が閉じているものを「白にきび」、毛穴の出口が開き中が空気に触れて酸化し黒くなっているものを「黒にきび」といいます。
白にきび・黒にきびをもとに、アクネ桿菌(アクネ菌)が関係して炎症を起こしているにきびが「赤にきび・化膿にきび」です。
にきびで悩む多くの方の場合が「白にきび」「黒にきび」「赤にきび・化膿にきび」が混在してみられます。
ちなみに、にきびと見た目が非常に良く似た皮膚疾患の一つに「毛膿炎」等の皮膚疾患があります。
にきびと毛膿炎の違いとしては
・角栓(コメド・にきびの芯)がある ⇒ にきび
・角栓(コメド・にきびの芯)が無い ⇒ 毛膿炎
等があげられます。
にきび (吹き出物) 基礎知識
角栓・コメドとは、鼻周囲などの皮脂分泌量の多い部位の毛穴に、余分な皮脂や角質、ホコリ、メイクの洗い残しなどの汚れが詰まった状態の時によく見られる、小さなポツポツとした突起物のことです。
この角栓・コメドは、毛穴の蓋となります。
毛穴に皮脂や汚れなどが溜まりやすくなり、アクネ菌が繁殖しやす状態をつくりだすためににきびが生じやすくなるのです。
角栓・コメドの解消法としては、
1、まず、丁寧にダブル洗顔を行い、皮膚を暖め、角質をよくふやかします。
2、そして、蒸しタオルやスチームなどを用いて、毛穴をよく開きます。
3、毛穴がよく開いた状態になったら、オイル、クレイパック、角栓専用パック、角栓吸引器、角栓を取るため器具などを用いて、角栓・コメドの除去を行います。
4、角栓・コメドの除去後には、冷水や化粧水などを用いて必ず「毛穴引き締めケア」を行なうようにして下さい。
にきび (吹き出物) 基礎知識
にきびと吹き出物の違い
十代の頃は「にきび」、二十代を過ぎた頃から「吹き出物」と呼ばれることも多いにきびですが、にきびと吹き出物には、どのような違いがあるのでしょうか?
実はにきびと吹き出物は、全く同じものなのです。
皮膚科ではどちらも同じ「尋常性座瘡(ジンジョウセイザソウ)」と呼ばれ、同じ症状、同じ皮膚疾患を指します。
にきびと吹き出物に違いがあるとすれば、それは「にきびの原因」です。
思春期の頃のにきびの原因が、成長ホルモンの影響による皮脂分泌の過剰であるとされることの多い一方、成人以降に生じるにきび(大人ニキビ・アダルトニキビ)=吹き出物の場合は、ストレス、生活環境、ホルモンバランスの乱れ、間違ったスキンケアなどが、主な原因とされています。
ちなみに「吹き出物」とは、一般的には、にきびや面疔(Tゾーンに出来る大きなにきび)などの肌トラブル、皮膚疾患の総称として多く使用されています。
にきび 跡
にきび跡・にきび痕に関しては、正直な所、にきびよりももう一段階、悩みの深いものです。
ここではにきび跡が形成される原因などについても合わせて簡単にご説明していきたいと思います。
まず「にきび跡・にきび痕」とは、にきびの炎症などで真皮や皮下組織にあるコラーゲンらが破壊された事により、再生機能を失った皮膚の傷痕を指します。
にきびは、初期段階ではまだ表皮のごく毛穴周辺でのみ炎症が生じるため、この段階までににきびを治療した場合には、にきび跡が形成されることはほとんどありません。
しかしながら、にきびの症状の中期・後期になると、毛を覆う毛包壁が、炎症によって大きく破壊され、炎症・化膿の影響が表皮だけでなく真皮や皮下組織にまで及びます。
真皮というのは、コラーゲンやエラスチンをはじめとする繊維細胞から形成されていて、肌の形を保持する役割をに担っているため、この層が破壊されると凸凹、クレーター、しこりをはじめとするにきび跡が形成されます。



